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* 最後の前に。 かきなおし

日時: 2015/11/10(火) 02:27:00 メンテ
名前: あいかむ

以前書いた奴の書き直し。

面倒な前提
・OW最終局面前日くらい
・とにかく状況が悪い
・版権がいたりいなかったり
・思いつきでくっつけたようなカップリングが多い
・あんまり文章うまくない

以上が嫌な人は回れ右
 
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* 最後の前に。 シェルドとレイチェル ( No.1 )
日時: 2015/11/10(火) 02:47:25 メンテ
名前: あいかむ

「…こんな状況なのに本当に終わるのかな」

改修艦アーガマ改の自室で僕は悩んでいた。
僕達はジェネレーションシステムの停止をした、あの時から幾年経った後。
突然僕達の基地に届いた謎の通信。
それが、アプロディアからの緊急通信で、
ジェネレーションシステムが再起動した事がわかった僕達は直ぐに動いた。

でも…結局、僕達はアプロディアに『偽装』していたあの女に気づくこと無く、フェイルセーフ『バルバドロ』を破壊してしまった。
それに気づいたのは、ジェネレーションシステムが掌握され、アプロディア本人とあの紅い男から話を聞いてからだった。

「どうして…気付けなかったんだろう…」

後悔する僕の耳を、ドアをノックする音が叩く。

「シェルド?入っても、いい?」
「…レイチェル?いいよ、どうかした?」

オートドアの上下する音一緒に、褐色の少女が入ってきた。
レイチェル・ランサム。……僕の、幼馴染。
レイチェルは暗い僕の顔を見ると、溜息一つと。

「また暗い顔してる。……アプロディアの事、気にしてるの?それとも、ジュナスの事?」
「…両方、かな」

ジュナス・リアム。僕の親友にして、後天的にイノベイターになった…いや、なってしまった少年。
リボンズさんが、止めなかったら。
きっとあの時にELSの情報量に完全に脳を破壊されていたかもしれない。
でも…彼は今も、病院のベッドの上で、昏睡状態だ。
僕のせいだけじゃない、それはわかっている、けど…。

「あの時…辛そうな彼奴に、気づいてあげてれば…」
「その台詞、今ので10回目」
「うっ…」
「いいけどね、私の前くらいでしか言わないし。
でもね、あんまり気にしすぎてても駄目なんじゃない?」
「レイチェルには……」
「分からないよ、って?お決まりだよね」

苦笑いをして、レイチェルは腕を組む。
レイチェルは所謂感応能力者と呼ばれるものを持っている。
…だけれど僕には…そんな力はない、二人に比べて僕は…何の力もない普通の…。

「普通の人じゃないよね、アプロディアが選んだ人なんだからさ」
「え?」

困惑する僕にレイチェルは聴かせるように続ける。

「だって、前の戦いの時は急場しのぎみたいだったけど…
今シェルドを選んだのはさ、アプロディアは何か考えてるんだと思うよ?」
「あ……」
「今はいえないっていうか、言わないだけで…きっと、考えてるよ」
「うん…そう、だね」

レイチェルに言われて、少し、心が軽くなったと思う。

「それにあんまり卑下してるとマリアお姉ちゃんが泣いちゃうよ〜?なんて…」
「や、やめろよ!」
「ふふ、冗談だよ」

くすくす笑うレイチェルを見ながら。
……最後の戦いも、皆となら、きっと。
僕は戦い抜ける…そう、思えた。
* 最後の前に。 ブラッドとネリィ ( No.2 )
日時: 2015/11/13(金) 01:46:28 メンテ
名前: あいかむ

「…不満ですわ」
「何がだ、お嬢さま?」

私は盤面を見ながら眼の前のいけ好かない爺に言う。
爺、じゃないブラッドははっと一笑して。

「それは完膚なきまでの敗北にか?
それとも負けた自分自身にか?」
「両方ですわ、ここまで四十戦中三十九敗…」
「おまけにその内の一杯は手加減だったかぁ?はんっ…!」
「くぅっ…!ありえませんわ…!」
「いい加減諦めろ、ゴミでは私に勝てんと言う事だ」

この物言いをやめさせるべく今までありとあらゆるゲームで挑んだ…が。
この男は将棋、囲碁、バックギャモンからポーカー、
神経衰弱に完全運勝負のコイントスまで…手加減した初戦以外は全て勝っている。
余りにも強すぎるのでイカサマを疑ったがイカサマの種すら見えない。
現在やっているチェスでも…もはや勝負は決まったようなものだ。
盤上にあるのは王手を取られた私のキングだけ…。

「まだやるかぁ?私はいい加減出撃準備がしたい」
「くぅっ…!参りましたわ…」
「まったく最後の前だというのに無駄な時間を使わせるな。
私は暇じゃ無いんだぞ、お嬢様と違って、な?」
「私とて暇ではありませんわ!ですが…!」
「その口調が許せませんの?
いい加減諦めろ、人には譲れんものもあることくらい、
今回の一件だけで嫌という程思い知っただろうが」

それは解る、しかし。
私に、同じように譲れない一線というものがある。
人への礼儀も敬意も持たないような物言いを放逐できるほど、私は寛容にはなれないのだ。
大体誰にでもこの態度でこの男はよく連邦の部隊長など務まったものだ。
本名も…一部の人以外は知らないようだし。

「おい…何してる、さっさと来い」
「え?何か…」
「バカが、シミュレーターに行くと言ってるんだ。
準備をしろこのひよっこが、それとも本当にウジ虫になりたいか?」

あからさまな挑発。
これもこれで何度目だっただろう、少なくとも40は超えたと思う。
でも…私はどうしても。

「…っ!いいでしょう、今度こそその口調、
修正してさしあげますわ!」

その口調が許せなくて、突っかかっていってしまうのだ。
もしかしたら、この人はそういう口調で人を使っているかもしれないと、
心の中で思いながら。
* 最後の前に。 ジュナスとエリス ( No.3 )
日時: 2015/11/13(金) 02:29:58 メンテ
名前: あいかむ

「…ジュナス!大丈夫?」
「うん…大丈夫だよ、エリス」
「…体は大丈夫か?」

刹那の心配の声に、ジュナスは少し体を起こし肯定する。
私は直ぐ手を取りたかったけれど、体に触ったらまずいし…。
内心ためらいながらどうしようか迷っていると。

「手、位なら大丈夫大丈夫だって」
「…うん」
「…ハサンを呼んでくる」

刹那は歩いて、部屋から出て行った。
多分気を遣ってくれたんだろうな、と思う。
どうして眼を覚ましたのかはわからない、でも今は。
彼が眼を覚ましたことに感謝したい。

「…声が聞こえたんだ」
「…何の?」
「多分、宇宙の声…だと思う。
まだ、待っている人がいる。こっちに来るのは速い、って」
「うん…私、待ってた。ずっと…!」

手を握りしめて、思わず声が震えた。
涙が出て、押さえていないと抱きついてしまいそう。
ジュナスが弱々しいけれど、優しく、頭をなでてくれた。

「もう大丈夫。僕は…どこにも行かないから」
「うん…!うん…!」

腕の確かなぬくもりを噛みしめて、
私は必ず、彼の前に帰ってこようと誓う。
* 最後の前に。 ビリーとキリシマ ( No.4 )
日時: 2016/01/28(木) 00:33:30 メンテ
名前: あいかむ

「出てけ、キリシマ」
「お断りいたしますわ、ビリー?」

もう何度目だ、このやり取り。
最後の出撃を前にした自由時間に、いきなり勢い良く入ってきたと思ったら、
話をしようだと?お断りだ、俺は一人で考えたいんだ。

「何度も言ってるだろ、俺はお前を好きでもなんでもない。
いい加減一人にしろ、出てけ」
「私は最後ですから好き勝手やらせていただきますわ、よって出て行きません」
「……ちっ、面倒くせえ。好きにしろよ」
「ええ、好きにさせていただきます。
そうでもないとお独りでまためそめそ泣いてしまいますものね?」

いつの話だ、馬鹿野郎が。
…昔から此奴はどうも苦手だ、再会したくなかった。
えばりんぼでごうつくばりでやかましい、おまけにしつこい…。
大人になったら離れられると思ったが、金魚の糞みたいについてきやがった。
お嬢様と貧乏坊主、学校で合わなければここまでの腐れ縁にはならなかっただろう。

「…お前、何時まで俺についてくる気だ」
「あら、私に言わせますの?悪い人」
「離れろよ気持ち悪い」
「好きにさせていただきますといいましたので」

隣りに座って体を寄せてくる、此奴今日は妙に積極的だな。
MSに乗ってる時以外は静かで一歩引いたようなやつなのに。
…怖いな。

「…何企んでやがる」
「あら、何も企んでなんて居ませんわ。
できたらこのまま雪崩れ込みたいなんてことはなんにも」
「…いい加減にしろ、そういう告白何度目だ」
「始めてから数えて48回ですわ、いい加減受けてくださらないかしら?」
「…生き残ったら考えてやるよ」

生き残ったら仕事なくなるしな、キリシマの実家に雇ってもらわにゃならん。
…だが、まあ。今日くらい。

「キリシマ」
「なんです?」
「これからも宜しく」
「――勿論ですわ、死んでも離れませんから」

静かに、ゆっくりとこの時間を過ごす。
心残りがないように、噛みしめるように――。
* 最後の前に。 かきなおし ケイとミッチェル ( No.5 )
日時: 2016/03/23(水) 00:07:51 メンテ
名前: あいかむ

「入るよ―…って相変わらずだねぇ」
「む、何しに来たのだ?今少し手が離せん」

アタシがはいって顔見せて挨拶すると、
大きな体を振り向かせずにミッチェルは言葉をかけてきた。
いや振り向けよ、失礼でしょう。

「はー…で、なにやってん、の!」
「こら!引っ付くんじゃない!」
「いいでしょ、別に知らない仲じゃ無いんだから」
「ただの親戚だろうが!」

顔を赤くして返答するミッチェルはホント面白い。
アタシの自分の体にこう自身はあるが、ミッチェルの反応は極上なのだ。
歳は結構上なのにこういう初な所はホントに飽きない……。

「で、ホントに何してんのさ?」
「メールだ。届くかは知らんが…娘にな」
「あー……結構おっきいっけ…あれ、アタシあったことある?」
「……出航前に話しただろう、サイドテールの」

サイドテールサイドテール……あ、まさかあの褐色の元気のいい子か。
ハーイ!なんてフレンドリーな挨拶が印象に残っている。
……正直。

「……全ッ然似てないさね」
「……妻に似ただけだ、力は私似だが」
「ああ、凄いよねえ…林檎握りつぶすっていうのは」
「コントラバス奏者なら珍しくもないそうだ」

そんな話をしながら考える、ミッチェルの奥さん――アタシの姉が死んでからもう5年になる。
あの時はあの子も小さかったっけとか、色々考えてしまう。
何よりも――。

「なぁ、ミッチェル」
「なんだ、話なら後に――「結婚して、今すぐ」」

沈黙が一瞬で場を支配した。
当然だ、今まで表には出したこと無いし、
アタシだってミッチェルの娘に指摘されてようやく気づいたんだから。
姉さんが亡くなってから世話したり話をしたり愚痴聞いてもらったり。
そういうことをしてるうちに、無くてはならない人になってたなんて。
でも――。

「……ごめん、今のは忘れて。アタシが悪かっ「そんな事はない」」

遮るように、ミッチェルはいつの間にかこっちを見ていう。
顔は真剣で、まっすぐ見つめられると恥ずかしくなりそうだった。
……アタシってそんなに初だったっけ?

「ケイにはずっと世話になりっぱなしだった、妻が亡くなってから。
食事や娘の相談相手、時には親の代わりまで……。
この前、娘に言われて……私も気づいた」

若干赤い顔を向けられて、アタシはドキドキしっぱなしだ。
両思いが嬉しいとか、娘さんにはお見通しだったんだとかいろいろぐちゃぐちゃで……。

「私と結婚してくれ、ケイ」

気づいたら優しくミッチェルに抱きしめられていて。
そのまま動けなかったんだから。

「うん、ありがと。
絶対、絶対一緒に帰ろうよ」
「ああ、絶対だ――」

今の私の顔はきっと人に見せられないくらい笑顔で、
見せられないくらい、涙でぐちゃぐちゃになっていると思う――。
* 最後の前に。 クレアとルーク ( No.6 )
日時: 2016/04/25(月) 22:17:36 メンテ
名前: あいかむ

「でねでね!そこでジュナスったらおもいっきり赤面して、
『ぼ、僕をからかうのやめてくださいよ!』っていうんだよ!
初だよねぇ〜」
* 最後の前に。 ルークとシスとカチュア ( No.7 )
日時: 2016/04/25(月) 22:39:44 メンテ
名前: あいかむ

「ルークお兄〜!!」
「兄さん…」
「カチュア!シス!
二人共無事だったか、怪我はないか?」

ルーク兄さんは私とカチュアを優しく撫でながら、心底心配そうに。
私はともかく、モビルアーマーに乗っているカチュアは早々怪我はしないと思うけれど。
でも、何だか少し疲れているように見える。

「ルーク兄さん…疲れてるの?」
「……そんなこと無いさ、二人のことが心配で…」
「うっそだー、お兄嘘つくときは苦笑いするもん」
「うん、序に眼も逸らしてる」

ルーク兄さん…ルーク・ルザ―トは私とカチュアがコロニー襲撃事件で身寄りをなくしてしまった時、
『今日から俺が兄さんになるように頑張るよ、二度と二人が寂しくならないように――。』
そう言って引き取り、出来る限りの愛と力を尽くしてくれている。
カチュアもお母さんのことを思い出して泣く時もあるけれど、本気で愛してくれているのがわかるから、
寂しくないと言っていた。
私も同じだ、ルーク兄さんがいるから……独りじゃないと思えた。

「兄さん……やっぱり、私達が戦うのは、嫌?」
「……本当の事を言うとな。お前たちに戦ってほしくないんだ。
武器を握るより、もっと……そう、もっとお前たちがやりたいことをして欲しかった」
「……あのね、お兄。
私、後悔はしてないよ。こうして戦って、
お兄の役に立てて、みーちゃんも守れて……。
いっぱいいっぱい怖いけど、これが終わったら一緒に帰れるって信じてるから!」
「私も……それに、兄さん。
私たちは求められたからしてるわけじゃないわ。
……私たち自身が、そうしたいと思ってる。
それとも……好きな人のために出来ることをしたいのは、変なの?」

カチュアと一緒に、兄さんの手を握って。
まっすぐ兄さんを見る、兄さんは少し戸惑いながら。
私達二人を見返して。

「本当に、二人共いいんだな?
次は最後になる。今までの日じゃないくらい敵は大きいし……。
なにより、俺も二人を護れるかはわからない。」
「護ってほしくなんて無いもん!」
「護られるんじゃない…私達も、兄さんを守りたいの」
「カチュア……シス……解った。
――絶対生き残ろうな、二人共。それで、一緒に帰ろう!」
「「うん!」」

私と、カチュアは笑う兄さんに向かって。
飛び切りの笑顔で一緒に帰る約束をした――――。
* 最後の前に。 クレアとルーク ( No.8 )
日時: 2016/05/27(金) 21:58:31 メンテ
名前: あいかむ

「でさでさ!そこでジュナスったら
『ぼ、僕をからかうのやめてくださいよ!』って言うんだよ!
純粋で面白かったー!」
「それは……ジュナスも災難だな、クレアみたいなのにずっと絡まれてたら、
正直身がもたないよ」
「あー、ひっどい!
アタシだってほら、女の子なんですけどー!」

そうやって胸を張られても、僕から見てもクレアは正直、
女の子というには少し奔放すぎると思う。身体は別として。

「クレアは自由すぎるんだよ、スキンシップも激しいし。
そんなんじゃいつの日か勘違いされるよ、今だってそうだ、
嫁入り前の、しかも20も過ぎた節度ある人が男の部屋で騒いでるのはどうかと思うぞ」
「あーあー小うるさいんだー。
アタシだって好きな人いるもーん、目の前に」
「冗談はやめろよ」

こうやって何時も何時も冗談をいうんだ。
本気で思うなら眼くらいは本気になれ。
と思ってみたら――。

「……これでも信じない?」

……接吻、されたのか?
しかも何だか何時になくクレアが真面目で…。
正直気が動転している、真っ直ぐ見つめるクレアは、
何だか恥ずかしそうにもじもじしてるし、何だか色っぽい。

「…今までそりゃあアタシも誤魔化してたケド。
そろそろルークだってちゃんと見てよ、アタシってそんなに女のらしくない?」
「…いや、えっと……」
「眼を見て」

顔を両手で掴まれてもう一度顔をよく見せられる。
紅潮した頬と潤んだ瞳、揺れる肩。
悩ましげな雰囲気に飲まれそうになる。

「アタシはルークの事好き。
最初から…じゃないけど、一緒にいてほしいよ。
ねぇ、ルークは嫌?こんな…こんなおちゃらけたこととかでごまかしちゃうような人…」
「嫌…じゃ…」

改めて向かい合うと僕も知らない内に本音を言ってしまう。
ずっと…僕は一目惚れだった。
最初、フォートレスであった時から、釘付けだったんだ。
でも、誰でもあんな感じのクレアは、どうせ見ていないと思って――。

「好き、大好きなんだ…会った、時から…!!」
「うん…良かった…」

お互いに抱きしめて感じ合う。
そのぬくもりはとてもとても暖かくて――嬉しかった。
* 最後の前に。 マークとGジェネレーションズ ( No.9 )
日時: 2016/10/27(木) 22:56:17 メンテ
名前: あいかむ

「いよいよこれで最終決戦か、長かったな」
「最初のGシステムの異常事件から考えれば相当な年月が立ったか、どうするマーク。演説でもするか?」
「ゼノン、冗談でもやめてくれ。ガラじゃない、それにそれぞれ大事な時間を過ごしているさ。」
「ハハハハッ!だがリーダーなら演説くらいは出来ないといけないぜ?」

最終決戦を前に、俺はゼノン、エルンスト、ソニアといったメンバーを集めていた。
Gジェネレーションズの初期メンバー……今においても中核を担う面々、この中でも俺は最も年齢が下だ。
たかが20代の若造が時代を、世界すらまたぐ大組織のリーダーとなった理由。

「しかし、ソニアがこいつを連れてきた時はびっくりしたぜ。
こんな若造に俺達の命運をたくなんざ正気かってな?」
「結果的には正しかったろ?」
「確かにそうだな…まさか、此処までなんでもできるようになるとは予想外だったが」
「ソニアには感謝してるさ、行く宛もなかった俺にチャンスをくれた」

俺は水だが、三人とも酒を飲んでいる。
最初は散々だった、モビルスーツなんて扱ったこともないし、
経理とか指揮とか……何もかも知らないことばかりだ。
だが俺に才能があったのか、どの分野でもそう長くないついに成果が出始めた。
人員が足りなくなってきた時に会ったのが、今もメインを張っているクレア・ヒースローだ。
彼女は実のところ色んな所にに顔が利くし、その人間性でまず嫌われることがなかった。

「此処まで来たのも俺一人の力じゃない。
……だが、それもこれで、きっと最後だ」
「アメリアス、か。また骨董品級のバケモンが出てきたな」
「月のGシステムが沈黙してるのに中枢だけは行きてるなんて、不思議な話だわ」
「或いは、そこに今回の事件の真実が隠れているのかもしれん。
システムの分裂か、あるいは――」

システムそのものが切り離されたのか?
何れにしてもアメリアスの存在そのものがあまりにも不可解だ。
そしてあの男――フェニックスと名乗る男も。
* 最後の前に。 かきなおし せってー ( No.10 )
日時: 2016/11/01(火) 21:19:32 メンテ
名前: あいかむ

本気でネタが浮かばないので最後の前に版の設定書こう。

名前:マーク・ギルダー
性別:男
出身地:不明、育った場所は『L.A.B.』と呼ばれる研究所。
年齢:本人曰く24歳
乗機:フェニックス・ゼロ(ナンバーゼロ仕様)、フェニックスガンダム、フェニックスガンダム・インフェルノ
設定:チームジェネレーションズこと傭兵組織『F.N.S』のリーダー。
若干24歳にして宇宙、世界すら股にかける大傭兵団の頭目を務め、本人も極めて多方面に長ける天才。
パイロットの能力としても間違いなくジェネレーションズの中でも最強であり、
ビリー・ゼノン・ソニア・エルンストと言ったメンバー内でも上位の実力者達が束になっても敵わない程。
常に余裕を持った態度を崩さず、状況に対し適切、かつ自身の可能な範囲の最短の解決法を取る。
だが、その出生や育ちには極めて謎が多い。
―――――――――――――――――――――
出生はユニオンの片田舎で、10歳まで平穏無事に育った。
しかし、戦火により故郷や家族を失い、
自身も当時ジェネレーションシステムを解明しようとしていた研究所へ引き渡されてしまう。
これは、マークが先天的にニューラル・ネットワークへのダイブ能力を極めて高いレベルで保持しており、
そのレベルは通常『コード』と呼ばれるシステムパスが必要なものでさえ、媒介さえ存在していればハッキング・クラックにより可能にしてしまうほどであった。
だが、彼の存在を障害とみなした何者かの攻撃で研究所は壊滅。
彼も間一髪のところを研究員たちによりコールドスリープされ、長い年月眠りにつくことになった。
しかし、偶然調査依頼を受けたソニア・ヘインにより覚醒。
それを察知したシステム(この時既にアメリアスが一部掌握していた)による攻撃の最中、
サイコ・ウェーブの様なもので遠隔操作でフェニックス・ゼロを起動させ、退けた。
その縁によりソニアに引っ張られる形でジェネレーションズ入りした。
当時は他の団員とも衝突が絶えなかったが、ソニアの補助やマークに賭けると決意したゼノンの手助けもあり、中心となっていく。
そしてジェネレーションシステムを巡る戦いの最中に、
自らを『同類』と語る漆黒の機体との戦いの中でフェニックス・ゼロに眠るシステムを復活させ、フェニックスガンダムを『覚醒』させた。

実のところ、マークは極めて『天才』であること以外は普通の人間である。
前述したニューラル・ネットワークへのダイブ能力も元は高いサイバー技術から派生しているようなもの。
敢えて言うならば全方面に対して『天才』であることが、彼を特別足らしめているのかもしれない。
* 最後の前に。 かきなおし せってー ( No.11 )
日時: 2016/11/06(日) 10:18:07 メンテ
名前: あいかむ

フェニックス・ゼロ(ナンバーゼロ仕様)
動力:ニューロジェネレータによるフィールドドライブ
装甲材:ナノスキン装甲
武装:4連装バインダーメガビームキャノン
ハンドガン型ビームライフル×2
バインダー内蔵ファンネル×8
ビームサーベル×2
設定:L.A.B.が太陽付近で内蔵しているジェネレータと共に発見したガンダム。
対話型自立成長インターフェース『フィフ』を搭載し、またフィフの成長とともに機体に掛けられたシステムロックが解除される、
成長するガンダムである。
コールドスリープから目覚めたマークのサイコ・ウェーブの様な物に反応し起動した。
それまでは装甲表面が土のようなものに覆われていたが、起動とともに青いカラーリングへと変じた。
当初はデッドコピーとされるフェニックス・ゼロと同様と思われていたが、
標準装備されたナノスキンやフィフの存在、解析不能なジェネレータ等により本来は全く異なる機体ではないかと思われる。


――――――――――――――――
その正体はジェネレーションシステムがフェイルセーフとして作成した『黒歴史当時の状態を再現した∀ガンダム』が何らかの存在により起動した場合、
『ジェネレーションシステムが乗っ取られた場合のフェイルセーフ』として用意されたカウンター。
ニューラル・ネットワークさえ無事ならば半永久的に機体にエネルギーを供給するニューロジェネレータや、
それを利用したエネルギーフィールドとナノスキン燃焼推進機関により機動を行う。
しかし、素体自体の不十分な成長状態によりシステムの稼働率は50%にも満たない状態にある。

フェニックスガンダム
動力:ニューロジェネレータによるフィールドドライブ
装甲材:ナノスキン装甲
武装:4連装バインダーメガビームキャノン
ハンドガン型ビームライフル×2
バインダー内蔵ファンネル×8
ビームサーベル×2
設定:インターフェース『フィフ』の成長により、ナノスキンに掛けられていたリミッターが一部解除され、
本来の姿へと回帰した状態。
行使可能なエネルギー総量の上昇、各兵装の高出力化や推進機関の機能性の上昇が施されている。
またリミッターの解除により、機体表面のナノスキンを炎熱・膨張させることで機体を炎で覆うバーニング・モードを使用することが可能。
だが、この形態でも稼働率は6割程度しか無い。

フェニックスガンダム・インフェルノ
動力:ニューロジェネレータによるフィールドドライブ
装甲材:ハイ・ナノスキン装甲
武装:4連装バインダーメガインフェルノキャノン
ハンドガン型ビームライフル×2
バインダー内蔵フェザーエッジファンネル×8
ビームサーベル×2
アンチ月光蝶システム『朱い鳥』
設定:インターフェース『フィフ』と搭乗者が完全なリンクを果たし『人機一体』へと至った携帯。
システムの稼働率は100%であり、場合にとっては限界以上の稼働率を叩き出す。
限定的なパワーアップモードであったバーニング・モードを常時的に展開することが可能。
さらに兵装のさらなる高出力と高精度出力調整、完全かどうしたニューロジェネレータによる半永久機関、たとえ機体が大破しようともコクピットブロックが無事なら再生を可能とするナノスキンなど、
ニューラル・ネットワークを利用した機体システムを完全に引き出している。
フェイルセーフとしての機能であるアンチナノマシンドライブ『朱い鳥』の起動が可能になっており、
起動させると機体表面及びスラスターよりニューロジェネレーターを変換した炎を噴出させる。
この炎にはナノマシンの自壊プログラムがインストールされており、
月光蝶と激突するとインストールしたナノマシンごと月光蝶システムのナノマシンを自壊させる。
便宜上、パイロットへは通常形態との区別のため『インフェルノドライブ』とフィフは呼称している(フィフにとってはどちらも同様なため)。

そのシステムの性質上、フィフとの完全な同調が可能なほどの能力を持った人間――つまりマーク・ギルダーにしかフェニックスガンダムは使いこなすことが出来ない。
* 最後の前に。 マークとアプロディア ( No.12 )
日時: 2017/03/20(月) 11:35:11 メンテ
名前: あいかむ

「以上が提供したデータから出した結論だ…答えはどうだ?」
「ほぼ間違いはないでしょう、私の現状とも符合します」

目の前に映るホログラムの女性――アプロディアの返答を聞き、俺は納得した。
同時に、何度も交戦したあの黒いフェニックスの謎も深まった。

「アプロディア、あんたはあの黒いフェニックスはなんだと思う」
「アメリアスがニューラル・ネットワークを使い作り出した兵士でしょうが……
フェニックスの複製までも可能であったかとは思えませんね」
「つまり……?」
「もう一機のフェニックス――つまりベースとなっているのは、
私のハルファスでしょう、あれを形だけ似せているものと思います。
そしてその搭乗者は――言わなくても結論づけているようですね」

俺はアプロディアの言葉に頷いた。

「アレは――俺の情報をクローニングしたものだな。
そして恐らくは俺も同じ――そうだな?」
「……厳密には違います、アレは貴方のクローンとも言えるでしょうが、
貴方は本当に人間なのです、ただ…ネットワークのバグが異常に能力を伸ばしてしまっただけ…」

辛そうに、申し訳なさそうに目を伏せるアプロディアを見ながら。
俺は笑った、何も悪いことではないからだ。

「悲観することはないさ、それがあったから俺はここにいる。そうだろ?」
「戦いが終われば貴方を除く皆は元に情報に戻ります、
……貴方は一人になってしまう」
「構わないさ、あの女に全てを支配されるよりもな。
だが――」
「ええ、時が来れば必ず果たしましょう。
それが貴方のたった一つの望みならば――」
「なら十分だ、決着をつけに行くとしよう」

艦内に響く第一戦闘配備の知らせを聞き。
俺は最後の決戦の準備へ急ぐ。
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