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* バトルY:サプリメント補給は是か?非か?

日時: 2012/01/17(火) 08:21:09 メンテ
名前: tsunco

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昨日(1/15)のディベートセッションの6番目・トリを取ったのは「サプリメント補給は 是か?非か?」でした(江部先生のは2番目)。
カーボカウント指導で有名なせんぽ東京高輪病院・栄養管理室の足立香代子管理栄養士さんが「是」側でした。
http://www.eiyou.gr.jp/gakujutsu/pdf/prg06.pdf
http://www.sempos.or.jp/tokyo/press/press_kurashitokenko.html

ここでも何度か触れていますが、ミトホルミーシス効果を消してしまう過剰抗酸化サプリはかえって寿命を短縮する恐れがあります。
その事を支持する昨年11月の朝日の記事をご紹介致します。
オーサーは我が国の栄養疫学のトップ研究者である坪野吉孝教授(写真)で御座います。

サプリメントは、かえって寿命を縮める!? [2011/11/11]
https://aspara.asahi.com/blog/medicalreport/entry/dXVY1YWGde

坪野吉孝 《山形さくら町病院精神科・早稲田大学大学院客員教授》
>ビタミンやミネラルのサプリメントが、さかんに宣伝されている。ところが、一部のサプリメントでは総死亡率がかえって上昇するという長期の追跡調査が、内科学アーカイブスに10月掲載された。
1986年、米国アイオワ州の55〜69歳の女性38,772人(平均61.6歳)に、質問票で15種類のビタミンやミネラルのサプリメントを飲んでいるかをたずねた。対象者の62.7%が、少なくとも1種類のサプリメントを飲んでいた。2008年まで追跡調査を行い、15,594人の死亡を確認した。
その結果、サプリメントを飲んでいたグループと飲んでいなかったグループの総死亡率を比べると、マルチビタミンでは6%、ビタミンB6では10%、葉酸では15%、鉄では10%、マグネシウムでは8%、亜鉛では8%、銅では45%、それぞれ飲んでいるグループの総死亡率の方がかえって高かった。
一方、カルシウムのサプリメントは、飲んでいたグループの総死亡率が飲んでいないグループより9%低かった。
その他のサプリメント(ビタミンA、βカロテン、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、セレン)では、飲んでいたグループの総死亡率が飲んでいなかったグループと同等か高い傾向にあったが、誤差範囲に留まる結果だった。
著者らは研究の問題点として、一部のサプリメントについては、病気や病気の症状があるために飲んでおり(例えば貧血に対する鉄のサプリメントなど)、その結果としてサプリメントを飲んだグループの死亡率がかえって高くなった可能性を否定できないとしている。
その一方、今回の結果はビタミンやミネラルのサプリメントの長期的な安全性について、懸念を生じさせるものだと指摘している。その上で、今回以外の研究も合わせて考えると、一般的で広範なサプリメントの使用を正当化できる余地はほとんどないと考察している。
今回の結果では、カルシウムのサプリメントを飲んでいたグループの総死亡率は、飲んでいないグループより低かった。ところが研究に対する論評は、カルシウムのサプリメントで心筋梗塞のリスクがかえって上昇するという最近の臨床試験の総合評価の結果に言及しながら、カルシウムのサプリメントの意義についてはさらに研究が必要だと述べている。
19年間という長期の追跡調査によって、ビタミンとミネラルのサプリメントの大半が総死亡率を下げず、むしろ一部のサプリメントでは総死亡率が高まる可能性を指摘した点が、今回の研究の意義だろう。
健康に良いものとして広く宣伝されているサプリメントだが、明らかな栄養不足を補ったり病気の治療に使ったりするような特別の理由がある場合を除き、なんとなく長期間飲み続けることに対して警告を発したデータといえる。


〜本日の関連記事〜
ミトホルミーシス仮説ふたたび(2011/4/21)
http://bbs11.aimix-z.com/mtpt.cgi?room=ppkorori&mode=view&no=69

放射線ホルミシス:太田成男日本ミトコンドリア学会理事長が語る(2011/12/28)
http://bbs11.aimix-z.com/mtpt.cgi?room=ppkorori&mode=view&no=288

Mitohormesis概念:英語に自信のある方は是非どうぞ(2011/12/12)
http://bbs11.aimix-z.com/mtpt.cgi?room=ppkorori&mode=view&no=294

Cell Metabolism
Article
Glucose Restriction Extends Caenorhabditiselegans LifeSpan by Inducing MitochondrialRespiration and Increasing
Oxidative Stress
Tim J. Schulz,1,2 Kim Zarse,1 Anja Voigt,1,2 Nadine Urban,1 MarcBirringer,1 and Michael Ristow1,2,*1Department of Human Nutrition, Institute of Nutrition, University of Jena, D-07743 Jena, Germany
2German Institute of Human Nutrition Potsdam-Rehbru¨ cke, D-14558 Nuthetal, Germany
*Correspondence: mristow@mristow.org
DOI 10.1016/j.cmet.2007.08.011
SUMMARY
Increasing cellular glucose uptake is a fundamentalconcept in treatment of type 2 diabetes,whereas nutritive calorie restriction increases life expectancy. We show here that increased glucose availability decreases Caenorhabditis elegans life span, while impaired glucose metabolism
extends life expectancy by inducing mitochondrial respiration. The histone deacetylase Sir2.1 is found here to be dispensable for this phenotype, whereas disruption of aak-2, a homolog of AMP-dependent kinase (AMPK), abolishes extension of life span due to impaired glycolysis. Reduced glucose availability promotes formation of reactive oxygen species(ROS), induces catalase activity, and increases oxidative stress resistance and survival rates, altogether providing direct evidence for a hitherto hypothetical concept named mitochondrial hormesis or ‘‘mitohormesis.’’ Accordingly,treatment of nematodes with different antioxidants and vitamins prevents extension of life span. In summary, these data indicate that glucose restriction promotes mitochondrial
metabolism, causing increased ROS formation and cumulating in hormetic extension of life span, questioning current treatments of type 2 diabetes as well as the widespread use of antioxidant supplements



〜本日の参考図書〜
『食べ物とがん予防―健康情報をどう読むか』 (文春新書) [新書]
坪野 吉孝 (著)
http://www.amazon.co.jp/%E9%A3%9F%E3%81%B9%E7%89%A9%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%82%93%E4%BA%88%E9%98%B2%E2%80%95%E5%81%A5%E5%BA%B7%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%82%92%E3%81%A9%E3%81%86%E8%AA%AD%E3%82%80%E3%81%8B-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%9D%AA%E9%87%8E-%E5%90%89%E5%AD%9D/dp/416660242X/ref=cm_cr_pr_product_top

4人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

5つ星のうち 5.0

世の中に溢れかえる健康情報に惑わされない為に必読の本!, 2010/10/13

By tsunco "CR・IF" (近畿地方・時々首都圏・たまに国外)
(トップ500レビュアー)

レビュー対象商品: 食べ物とがん予防―健康情報をどう読むか (文春新書) (新書)

栄養疫学の専門家・坪野先生の2002年の作品です。
先生は現在、東北大学大学院臨床疫学分野の教授をお勤めです。
先生は癌の疫学(予防医学)を専門にする研究者で、これまで癌検診の有効性の評価や癌と栄養に関する研究をして来られました。

この本では、この世に溢れかえる健康情報を読み解く方法・順序を指南してくれます。
「〜〜が癌に効くそうだ」「〜〜は癌のリスクを上げる」「〜〜は健康にいい」などなど
確かにネット全盛の今の世の中、「情報」だらけでございます。
将に玉石混淆。しかもその殆どが「石」(笑)。
何でも先生に拠れば、その情報の信頼性を評価するにはちゃんとした「フローチャート」(17p)があるのだとか。
第1部では、このフローチャートの「ステップ1」から「ステップ6」までを詳述してくれます。
一方、第2部は医学論文傑作選です。
癌、栄養、環境に関する56本の選りすぐりの医学論文を列記・解説しています。
但し、2002年までのものですので、最早少し古臭いかも知れません。
当然、糖質制限と癌の関係を明らかにした論文などは見当たりませんな(笑)。

そこで2002年以降の最新情報に関心のある向きには、先生が現在開設しておられる
『疫学批評−医学ジャーナルで世界を読む−』というサイトをお勧めします。
以前の『Global Risk Communications Newsletter(1999年)』や『Tsubono Report(2004年)』から進化したサイトで、世界の代表的な医学専門誌に掲載される癌予防、栄養疫学、環境リスクに関する論文の内容を日本語で紹介してくれます。しかもほぼ毎日更新される実に優良なサイトでございます。
こちらのサイトでは糖質制限の有効性を示す最新論文が幾つも紹介されていますので、皆様今すぐブックマーク!!(笑)
信頼できる健康情報を手に入れて活用し、十全な人生を送りたい方にお勧め出来る作品そしてサイトでございます。

 
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