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* 線虫が語る:老化とは、インスリンが働くことである

日時: 2011/04/12(火) 14:56:37 メンテ
名前: tsunco

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実験動物で有名なものに線虫 C.elegans(写真)がいます。

線虫C.エレガンス (C. elegans) とは?
http://molecular-ethology.biochem.s.u-tokyo.ac.jp/g1_worm.html

>C. elegansは、非寄生性の線虫(nematoda) の一種です。 C. エレガンスは一個体が約1000個 (ただし生殖系列を除く)の細胞より成ります。これらの細胞は、すべて生きたまま顕微鏡下で観察、同定できます。このおかげで、受精から成虫に至るまでの細胞系譜が完全に解明されています。また、電子顕微鏡を用いた再構築により神経回路のネットワークが完全に明らかにされているという際だった特徴があります。このネットワークは非常に複雑であり、その働きの理解は我々にとっての大きな課題となっています。 C. エレガンスにはさらに、遺伝学、逆遺伝学が容易に行えることに加え、全ゲノムの塩基配列が分かっているという研究上の利点があります。

そんな線虫C.エレガンスなのですが、寿命が2倍もあるdaf-2変異個体が見つりました。
どうして長寿なのかを調べて見ると、実はインスリンシグナル系が壊れていたのです。
と言う事は、インスリンシグナルが伝わらないと長生きする。
即ち、インスリンシグナルは老化を促進する、って事なのですね。

その後の研究で、インスリンシグナルは司令塔FOXO(フォークヘッド転写因子)を抑制して老化を促進する事が解って参りました。、

線虫の長寿命変異体のタンパク質発現プロファイルから分解系と老化制御を考える
http://proteolysis.jp/forum/thread.php?id=78

>長寿命線虫変異体daf-2(Dauer formation 2)は、耐性幼虫になれない変異体スクリーニングで得られたミュータントです。線虫の寿命はWT常温では21日ですが、daf-2変異体は約1.5〜2倍の長寿になります。変異体の責任遺伝子DAF-2がインスリン/IGF-1受容体相同遺伝子をコードしていたことが報告され(Kimura KD, Sciene 1997)、寿命を制御する遺伝子要因について解析の足がかりとなりました。 その後、daf-2変異体とWTとの比較から「個体寿命を延ばすのに重要な因子」が顕在化するのではないかとの仮説に基づき、GENEチップなどによる比較解析が報告されてきました。その結果、インスリン/IGF-1様シグナルはdaf-16というフォークヘッド転写因子を介して、耐性幼虫化制御、生殖・発生制御、脂質代謝、ストレス応答および寿命制御に関連する遺伝子発現のon/offを制御していることが明らかとなってきました。

線虫C.エレガンスの長寿命突然変異体の寿命延長機構の研究
https://kaken.nii.ac.jp/ja/p/09835021

>線虫C.エレガンスでは単一の遺伝子変異により寿命が2〜3倍に延長するいくつかの長寿命変異体が知られているが、その寿命延長のメカニズムについてはほとんど分かっていなかった。本研究ではこれらの変異の中で酸化的ストレスに耐性を与えるものはないかを検索した。clk-1とspe-26変異体は野生体と同じ酸化的ストレス感受性を示したが、age-1とdaf-2変異体は強い酸化的ストレス耐性を示した。種々の2重変異体の解析からdaf-18とdaf-16遺伝子はdaf-2の下流で働き、daf-18はage-1の下流ではなくdaf-16はage-1の下流で働き酸化的ストレス耐性を付与することがわかった。daf-16はフォークヘッド転写因子の遺伝子であることから、これらの表現形質は転写因子により発現が調整される遺伝子により引き起こされることが示唆された。そこで抗酸化防御酵素の遺伝子発現を検索した。daf-2とage-1ではミトコンドリアに局在するスーパーオキシドディスムターゼ(Mn-SOD)の遺伝子発現が著しく増大していた。2重変異体の発現を調べたところ酸化的ストレス耐性と同じくdaf-18とdaf-16遺伝子はdaf-2の下流で働き、daf-18はage-1の下流ではなくdaf-16はage-1の下流で働いてMn-SOD発現を調節していた。興味深いことに、この経路では長寿命を引き起こすものと全く同一であった。さらにdaf-2とclk-1の2重変異体を調べたところ、daf-2による酸化的ストレス耐性とMn-SOD発現の増大を著しく上回る増大を示した。この2重変異体は相乗的に寿命延長を引き起こすことから、これらの寿命延長とMn-SOD発現が密接な関連を持っていることが示唆された。daf-2とage-1は飢餓ストレスを受けたとき耐性幼虫として長時間生存するためにMn-SODの発現が増大するがdaf-2やage-1の変異によりストレスの少ない成虫において発現するようになったことが寿命延長を引き起こしたと考えられる。

ヒトではインスリンの追加分泌を招くのは糖質摂取のみです。
個人差はありますが、5g位の少量の糖質でもドバッと追加分泌が起こります。
糖質ゼロがインスリンシグナル抑制を介して寿命を延長するルートがまずは明らかになったのです。

 
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* Re: 線虫が語る:老化とは、インスリンが働くことである ( No.6 )
日時: 2012/12/01(土) 09:04:47 メンテ
名前: 新井圭輔

同級生にも当てたメール内容です。

当院の血液検査結果を吟味してみました。
2007.1.1以降の検体を対象としました。

HbA1c5.9以上群で血清クレアチニン値を同時に測定していた検体 448
 中間値 HbA1c 6.6 クレアチニン 0.73

HbA1c5.8以下群で血清クレアチニン値を同時に測定していた検体 881
 中間値 HbA1c 5.2 クレアチニン 0.67

当院の治療方針:
      患者の全て(糖尿病患者以外も)に糖質制限を勧める
      糖尿病患者には、SU剤は処方しない インスリンは注射しない 
              (DPP-4阻害薬は例外的に2012.9.30まで使用、血清クレアチニン値が上昇するので中止)
      処方の中心は、以前はアクトス、最近はメトホルミン

結論:糖尿病の合併症(特に腎機能障害)は、インスリンによって生じている薬害である(インスリンを増やさない治療では腎機能はほとんど悪化しない)

当院のデータではこういうことになるのですが・・・・
* 糖尿病治療に置ける糖質制限の位置づけ:2012/10/24 ( No.7 )
日時: 2013/01/17(木) 15:02:05 メンテ
名前: tsunco

本日は新井圭輔先生のご講演『糖尿病治療に置ける糖質制限の位置づけ』をご紹介致します。
実に素晴らしいご講演で感銘を受けました。
新井先生には当ブログを参考にして頂いているようで、素直に嬉しく存じます。
また当サイトの宣伝までして頂いて、誠に有難うございます(笑)。
では皆様、約40分間程お時間を頂戴致します。
尚、当サイトの宣伝は31m36s辺りからです(笑)。

* Re: 線虫が語る:老化とは、インスリンが働くことである ( No.8 )
日時: 2013/01/31(木) 07:19:13 メンテ
名前: JUN ISOBE  <bd_st_marcel_park@yahoo.co.jp>

糖質は絶対とってはいけないはあやまりだと思います。
そうすると廃用症候群でインスリンが出ないからだになってしまいます。
インスリンを出すβ細胞に負担をかけないように、少量(適量)のインスリンを出す程度の糖質が必要です。

エネルギーの面からでは、食物からエネルギーを引き出すときは
糖は、分子構造が単純なので、エネルギーが出しやすい、例えればガソリンです。
脂質・タンパク質は分子構造が複雑なので、エネルギーを取り出しにくい。そのなかでも脂質の方が取り出しやすい。これは、例えれば、重油や固形燃料のようなものです。
インスリンは、糖を脂質に変えることで、ガソリンを重油にしているようなものです。
これによって、血液の高エネルギー状態を改善し、つまり体内の臓器に必要以上のエネルギーを送りこまず、臓器に無理な負荷をかさない。そのため、臓器の使用寿命が伸び、結局は寿命を延ばすことができる。
そこで、インスリンを外部から接種させることは、人為的に中性脂肪の量を増加させることになる。
体内の脂肪量の許容量から、糖→脂肪変換の障害となるため、これがインシュリンの効力を弱化し、インシュリンが効きにくくなると考えられます。
* Re: 線虫が語る:老化とは、インスリンが働くことである ( No.9 )
日時: 2013/01/31(木) 07:25:18 メンテ
名前: JUN ISOBE

すみません。記事を削除したいのですが、方法がわかりません。誰かおしえてください。
* Re: 線虫が語る:老化とは、インスリンが働くことである ( No.10 )
日時: 2013/01/31(木) 07:53:58 メンテ
名前: JUN ISOBE

糖質は絶対とってはいけないはあやまりだと思います。
そうすると廃用症候群でインスリンが出ないからだになってしまいます。
インスリンを出すβ細胞に負担をかけないように、少量(適量)のインスリンを出す程度の糖質が必要です。

エネルギーの面からでは、食物からエネルギーを引き出すときは
糖は、分子構造が単純なので、エネルギーが出しやすい、例えれば非常に燃えやすいガソリンです。
脂質・タンパク質は分子構造が複雑なので、エネルギーを取り出しにくい。そのなかでも脂質の方が取り出しやすい。これは、例えれば、燃えるのに手間がかかる重油や固形燃料のようなものです。
インスリンは、糖を脂質に変えることで、ガソリンを重油にしているようなものです。
これによって、糖の量を制限して血液を高エネルギー状態にならないようにし、つまり体内の臓器に必要以上のエネルギーを送りこまず、臓器に無理な負荷を課さない。そのため、臓器の使用寿命が伸び、結局は寿命を延ばすことができる。
そこで、インスリンを外部から接種させることは、糖→脂肪変換によって、人為的に中性脂肪の量を増加させることになる。
体内の脂肪量の増加は、脂肪の許容量から、糖→脂肪変換の障害となるため、これがインシュリンの糖→脂肪変換の効率を悪化させ、インシュリンが効きにくくなると考えられます。

こうした脂肪が大量・長期間などの状態で体内に貯蓄されたりすると、脂肪が変性し、または他の理由から、毛細血管などを塞ぐと考えられます。
* JUN ISOBEさんへ ( No.11 )
日時: 2013/01/31(木) 09:44:30 メンテ
名前: tsunco

>廃用症候群でインスリンが出ないからだになってしまいます

小生は糖質ゼロが7年目に入りますが、
インスリン基礎分泌に問題はありません。
ちゃんと出ています。
大体2〜5μU/ml位ですか。
廃用症候群にはなっていません。
もっとも、糖質ゼロといっても完全にゼロに出来る訳はなく、
『少量(適量)のインスリンを出す程度の糖質』になっているのかも知れませんが(笑)。

>脂質・タンパク質は分子構造が複雑なので、エネルギーを取り出しにくい。
そのなかでも脂質の方が取り出しやすい。これは、例えれば、燃えるのに手間がかかる重油や固形燃料のようなものです

βヒドロキシ酪酸のお勉強をされてはと考えます。
* Re: 線虫が語る:老化とは、インスリンが働くことである ( No.12 )
日時: 2013/01/31(木) 09:55:57 メンテ
名前: JUN ISOBE

エネルギーの過剰供給が、本態性高血圧や期外収縮と関係していると思うのですが。
* JUN ISOBEさんへ ( No.13 )
日時: 2013/01/31(木) 10:40:47 メンテ
名前: tsunco

「エネルギーの過剰供給」というとボヤケテしまいますな。
『穀物病』
『本来の食い物でないものを食ったがための病気』

本態性高血圧や期外収縮もAfもこの範疇なのでしょう。
勿論、癌・糖尿病・メタボ・NASH・AD・パーキンソン・うつ病・ORN・・・
幾らでも挙げる事が出来ますが。

http://www.amazon.co.jp/Suicide-By-Sugar-Startling-Addiction/product-reviews/0757003060/ref=sr_1_1_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1
* 胎児のエネルギー源 ( No.14 )
日時: 2013/01/31(木) 15:59:46 メンテ
名前: Yamamoto_ma

tsunco先生 お久しぶりです。

糖質制限チャイニーズで有名な「梅花」のご主人様のコメントに
大変興味ある記事をお書きになっていたのでお知らせいたします。

詳しい数値等不明ですが・・・

  ****************************************

メイン講師宗田先生のお話は相変わらず面白い。
今回は臍帯血のお話を伺った。
赤ん坊が生まれ、ヘソの緒を切る。
(ん?)とひらめかれて、臍帯血を調べられたそうだ。
そこはなんとケトン体だらけ。
赤ん坊は胎内にいる時はケトン体だけをエネルギーとして使っているんだと。
赤ん坊がケトン体で生きているのに、大人の人間がケトン体をエネルギーとして使えないわけがない。
と、断言された。
ケトン体が多い状態をケトアシドーシスといって異常な状態と、現在の医療関係者は説明する。
看護師である、我が息子も糖質制限によっておこるケトアシドーシスをおかしいという。
看護学校で習ったことが金科玉条なのだ。

宗田先生の話を聞いていると、ちゃぶ台をひっくり返すような痛快感がある。

* Yamamoto_maさんへ ( No.15 )
日時: 2013/01/31(木) 16:05:00 メンテ
名前: tsunco

>臍帯血を調べられたそうだ。
そこはなんとケトン体だらけ・・・

ここは是非、詳しい数値が欲しかったですね(笑)。
実は小生、宗田先生を先日、某所でお見かけしたばかりです(笑)。
* Re: 線虫が語る:老化とは、インスリンが働くことである ( No.17 )
日時: 2013/02/01(金) 04:49:40 メンテ
名前: JUN ISOBE

エネルギーの取り出し方として、
糖尿病の方は、「糖は燃えやすい」、速効性がある。新井先生のいう「猛毒」に相当すると思います。
「脂質は燃やしにくい」、少々時間がかかる。ただし、ケシアシドーシスによって、脂肪を酸化させやすい、脂肪を変性させやすい、とも考えられます。


>「エネルギーの過剰供給」というとボヤケテしまいますな。

エネルギーの供給過剰とは、本来、生体や臓器などは100Vの電気で動作するように作られているのに、エネルギーの供給を多くしたため、120Vや200Vで動かすことになってしまうことです。

そのため、動作サイクルが狂ったり、過剰に動作したりする可能性があるということです。
* Re: 線虫が語る:老化とは、インスリンが働くことである ( No.18 )
日時: 2013/02/01(金) 04:56:30 メンテ
名前: JUN ISOBE

この考えでは、インスリンは120Vや200Vになってしまった血糖を、生体・臓器保護のため、必死になって100Vに戻そうとしているわけです。

長寿とは、生体・臓器を100Vで動作させることと思われます。
* JUN ISOBEさんへ ( No.19 )
日時: 2013/02/01(金) 08:40:23 メンテ
名前: tsunco

>インスリンは120Vや200Vになってしまった血糖を、生体・臓器保護のため、必死になって100Vに戻そうとしているわけです。長寿とは、生体・臓器を100Vで動作させること

インスリンが働けば長寿になる??
小生はこの考えとは正反対です。
前にも書いたようにインスリン・インスリンシグナル系は寿命の一部と引き換えに獲得したシステムの代表格(他にレニン・アンギオテンシン系があります)と考えています。
それほど我々のご先祖は飢餓と格闘して来たのですな。
それ程ずっとエネルギー不足だった訳です。
従ってインスリンが働けば当然老化します。
本文の通り、線虫がそう語っているのです(笑)。

http://bbs11.aimix-z.com/mtpt.cgi?room=ppkorori&mode=view&no=111
http://bbs11.aimix-z.com/mtpt.cgi?room=ppkorori&mode=view&no=44
* 森本芳生先生へ ( No.20 )
日時: 2013/02/01(金) 08:47:19 メンテ
名前: tsunco

これまた貴重なデータの御開帳有難うございます(笑)。
こんなネタを先行公開しちゃっていいんでしょうか。
新著への期待は否が応でも高まりますな(笑)。
* 胎児のエネルギー源 ( No.21 )
日時: 2013/02/04(月) 20:25:02 メンテ
名前: モリモト

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>ここは是非、詳しい数値が欲しかったですね(笑)。


直接ではありませんが、

かの、George F. Cahill, Jr.
FUELMETABOLISM IN STARVATION   Annu. Rev. Nutr. 2006. 26:1–22
http://www.med.upenn.edu/timm/documents/ReviewArticleTIMM2008-9Lazar-1.pdfから。



>そこはなんとケトン体だらけ・・・


さもありなん、と思わせる、グラフ。
       
       新生児・乳児から成人まで

       縦軸:血中β-hydroxybutyrate濃度    横軸:空腹時間



だ、ダメだ(- -;)。 ・・・でしたが、少しさわってちょっとだけ見易くなりました(*´∀`*)。




G F. Cahill, Jr.は、この図6にかかわって

新生児の代謝が基本的にケトーシスであることは知られていない。

新生児のブドウ糖レベルは極めて低く、対してβOHB濃度は2–3 mMまでになる。

ヒト新生児の脳は、出生時の総代謝量の60%–70%を、ほぼ半分はβOHB経由で消費している。

これに当てはまるのが中性脂肪・タンパク質を多く含み、乳糖の少ない初乳であって、


<人間社会への参入(初乳)は、アトキンス・ダイエット!>なのだ。


と言っておられます。
It contains much triglyceride and protein, but little lactose, starting man’s entry into society on an Atkins diet (Figure 6)!


            早朝の記事( No.16 )、図が酷かったため、削除しました。

* 胎児の―新生児・乳児のエネルギー源 ( No.22 )
日時: 2013/02/04(月) 20:14:55 メンテ
名前: モリモト

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ヒトは、大きな脳のためのエネルギーを蓄えて<丸々と太って誕生する>唯一の霊長類だ。
                                       G F. Cahill, Jr.


チンパンジー
授乳期でも
ぺちゃパイ、果実食・葉食に適応した樽形の胴

ガリガリの赤ちゃん


ヒト
豊かな乳房、骨・骨髄食に適応し・くびれたウエスト

丸々と太った赤ちゃん




一般的に、人間の胸はほとんど母乳分泌用の乳腺組織だと思われているが、それは違う。

乳腺はあるが全体にしめる割合は少ない。胸の形をつくっているのは脂肪なのだ。

乳腺組織の量の変動は脂肪組織の量の変動よりはるかに少ない。

小さな胸の女性でも、たいていは、胸の大きい女性と同様に母乳の出がよいことからもわかる。

胸が小さいために母乳育児ができないという女性たちの心配はたいていは杞憂である。



 それとは対照的に、チンパンジーの胸はほとんどが乳腺である。

妊娠時や授乳期意外、胸の皮膚はその下にある休眠中の乳腺をおおうようにたれさがっている。

乳腺は妊娠、授乳期には大きくなるが、人間の胸のように丸みをおびた形にはならない。


             D・ホロビン『天才と分裂病の進化論』2001/2002 

* 胎児の―ヒト一般のエネルギー源 ( No.23 )
日時: 2013/02/04(月) 20:19:50 メンテ
名前: モリモト

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チンパンジーを見る子供たちは、肛門や性器を凝視してよく親を当惑させる。

たしかに雌雄をとわず、それらは人間よりはるかに目立つ。

それは単に衣服をきていないからではない。問題は脂肪にある。



 人間の肛門や生殖器は、臀部に脂肪がたくさん蓄積するので大半が隠れている。

臀部より少ないが、下腹部と腿にも脂肪の蓄積がみられる。

この脂肪がないためにチンパンジーの女性器が、特に発情期において人間より目立つのは事実だ。

チンパンジーにおける生殖器の露出は脂肪が少ないためである。


                 
           D・ホロビン『天才と分裂病の進化論』2001/2002




<脂質>こそ、

ヒトの<霊長類としての特殊性>を解き明かす鍵だと思われます。


島 泰三先生の<主食論>を持つことが出来た私たちは幸運でした。


欧米の研究者は、当分目覚めることはないのではないかと思う次第です。




>新著への期待は否が応でも高まりますな(笑)。

辛いなぁ〜〜、それを言われると(; ̄ェ ̄)。
頑張ってまぁ〜〜〜〜す。



裸婦後ろ姿は、

フランスの画家:ジャン=レオン・ジェローム(1824−1904)  ローマの奴隷市場


チンパンジーの性皮写真は、以下から借用致しました。
蒲ム原 類人猿研究センターhttp://www.gari.jp/index.html

* 森本芳生先生へ ( No.24 )
日時: 2013/02/01(金) 15:52:05 メンテ
名前: tsunco

長文のコメント有難うございます。
そしてこの間、
釜池先生とこにお付けになったこれまた超長文のコメント、大変勉強になりました。
教祖様が「本記事に引用させてくれ」だなんて、
有り得ない前代未聞の快挙でございますな(笑)。
http://kamaikeclinic.blog76.fc2.com/blog-entry-361.html#comment305
島泰三先生のバイブル、そしてホロビンの名著、どちらも実に素晴らしい。

>新生児のブドウ糖レベルは極めて低く、対してβOHB濃度は2–3 mMまでになる

小生の場合はβOHB濃度は大体2mMですから、まずまずってとこですか。
私のお頭の方も新生児並みって事で(笑)。


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5つ星のうち 5.0

400万年前、人類は「ボーン・ハンター」として誕生した!!, 2008/2/16

By tsunco "CR・IF" (近畿地方・時々首都圏・たまに国外)
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レビュー対象商品: 親指はなぜ太いのか―直立二足歩行の起原に迫る (中公新書) (新書)

 我々人類は地球上に誕生以来、元々、何を食ってきたかを教えてくれる名著である。
それどころか、このご本はちょっとソコラの本とは全く次元が違う、大傑作と言っても過言でない位のご本である。
「ニッチ(Niche)概念」と「口と手連合仮説」がこの著作のキーポイントである。
ニッチとは、簡単に言えば、「特定の主食」である。
「口と手連合仮説」とは、「霊長類ではその種の口と手の形が主食を決定する」という仮説である。
 
 人類は臼歯のエナメル質が異様に厚く、犬歯が縮小して歯列が平らで、すり潰しに適しており、頑丈な顎としっかり握りしめる手を持っている。
この口と手の特徴に対応したニッチ(Niche)とは一体何か??
島博士によれば、拇指球と小指球の間に出来る窪みには石が収まるというのである。
そして、すり潰すべき極く硬い物とは骨だという。
そう、人類のニッチ(Niche)は骨、骨髄であったのだ。
拾い集めた骨を石でかち割って、中の骨髄、海綿骨を掻き出し、それを啜って食べていたという。
400万年前、人類は「ボーン・ハンター」として誕生したのだ。
しかし、「ハンター」といっても、狩猟ではなく、「骨・死肉あさり」であった。
その証拠に、タンザニア(人類発祥の地)には、ハザ族という現在でも骨・骨髄を常食する部族が存在する。
この大地溝帯の周辺は、200万年前から基本的な生態系が変わっていない。
従って、ハザ族の食い物は初期の人類とよく似ていると考えられているのだ。
初期人類は1日に必要なカロリーの60%を骨髄から得ていただろうと推測されている。
 
 「片手には石を、もう一方の手には骨を持ち、立ち上がる、そして歩き出す。」
なんとドラマチックな表現だろう。
博士の「口と手連合仮説」によれば直立二足歩行も「必然」なのだ。
何という壮大かつ美しき理論だろう。
全く反駁不可能である。
私はこのご本を2007.11.04.に購入し、その高度な内容に大層感激したのだが、
その直後の11/30に発行された釜池先生の著作『医者に頼らない! 糖尿病の新常識・糖質ゼロの食事術 かまいけ式でスローエイジング!』で、
先生もこのご本を大変参考にされたと同著内で書かれていたので、これにも魂消たのである。
釜池先生は人類誕生(400万年前)以来、農耕を始める(1万年前)までの長い長い間、
我々のご先祖は、一体何を食べてきたかに非常に興味があったと述べておられる。
そして、このご本には、正にその答えが書かれていたのである。
その釜池先生も着目するのキーポイントは、「骨髄、海綿骨には糖質は皆無である。」という点である。
そう、人類の主食・ニッチは本来「糖質ゼロ」なのだ。
まさしく釜池理論の原点である。

 時代はずっと下って1万年前、人類は農耕を始め穀物に手を出した。
各地に文明が芽生え、人口が爆発する基盤が固まった。
サバンナのスカベンジャー(scavenger)から万物の霊長;地球上の盟主様への大出世である。
しかし、これと引き替えに、人類は大きなリスク(糖質という老化の元、万病の元)を背負い込んだ。
しかも、恐ろしい事にそうとは全く知らないうちに。
人類がこの不都合な真実に気付くのには、21世紀になるのを待たなければならなかったのである。
現在の人類は、過剰に発生した活性酸素(フリーラジカル)の消去(スカベンジ)と、
過剰に摂りすぎた糖質の処理に四苦八苦、本当に難儀しているのだ。
その結果、様々な病気(癌・悪性腫瘍、アルツハイマーなどの変性疾患、メタボ、糖尿病・動脈硬化などの生活習慣病、アトピーなどのアレルギー疾患、リューマチなどの自己免疫疾患、
などなど挙げ出したらキリが無い)が発生し、本来の寿命がどんどん短縮し、人々に次々と不幸災難が降りかかっているのだ。
確かに、文明を築き地球上の盟主様になれたのは、誠にお目出たい事なのだが・・・。
 人類学、進化学に興味のある方のみならず、本来の食生活、健康長寿に関心のある方にもお勧め出来る傑作中の傑作である。是非是非、ご一読を。
* Re: 線虫が語る:老化とは、インスリンが働くことである ( No.25 )
日時: 2013/02/02(土) 00:44:24 メンテ
名前: JUN ISOBE

>インスリンが働けば長寿になる??

逆です。
インスリンを働かせることが寿命を縮めていると思います。つまり@糖をとって血糖を上げること。Aインスリン投与はその血糖を下げること。
@で、寿命を縮めているわけです。
Aで、それを是正している。

むしろ初めから@Aがなるべく少ない生活をすること、血糖を正常値で安定させ、急上昇などをしないことが長寿につながるのではないかということです。

大食いして血糖を下げるためにインスリンを大量に働かせ血糖を正常値に戻すような食事をするより、適量の食事であまりインスリンを働かせない食事をするほうが長寿になると思われます。

(タンパク質の摂取による生体維持、適度な運動による廃用防止なども必要)
* JUN ISOBEさんへ ( No.26 )
日時: 2013/02/02(土) 07:30:38 メンテ
名前: tsunco

>血糖を正常値で安定させ、急上昇などをしないことが長寿につながるのではないかということです

そうですね、安心しました。
付け加えるなら、血糖値に注目するだけ(江部式)でなく
AIRを起こさない食事(3-ヒドロキシ酪酸を急降下させない食事:糖質ゼロ)
更に、3-ヒドロキシ酪酸をブーストする食事間隔(CR・IF)
そこまで踏み込めれば、尚良かったかと思います(笑)。

>タンパク質の摂取による生体維持、適度な運動による廃用防止なども必要

御意。
但し、ロイシン過剰によるmTORの活性化には要注意です。
http://bbs11.aimix-z.com/mtpt.cgi?room=ppkorori&mode=view&no=139
http://bbs11.aimix-z.com/mtpt.cgi?room=ppkorori&mode=view&no=140
ホロビンが言うように、ヒトでは脂質が根本的に大切です。
人間とチンパンジーの違いを生んだのは脂肪だったのです。
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横軸の値 例:2009,2010,2011,2012
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横軸の値 例:2009,2010,2011,2012
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横軸の単位例:年度
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