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* コレステロール理論の発展が、前世紀最大の医原病を作り出した

日時: 2011/04/18(月) 17:17:48 メンテ
名前: tsunco

本日は日本脂質栄養学会・前理事長の浜崎智仁先生の会心作(総説論文)をご紹介致します。
まずは先生のご尊顔から・・・
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsln/WelcomeHamasaki.html

今や脂質栄養学の専門家が低炭水化物(正確には低糖質)食に言及する時代がやって来たのですな。

『低炭水化物食の意義』
浜崎智仁(富山大学 和漢医薬学総合研究所)
http://www.jstage.jst.go.jp/article/jln/19/1/59/_pdf/-char/ja/
J. Lipid Nutr. Vol.19, No.1 (2010)

>Summary
The cholesterol hypothesis that intake of saturated fatty acids increases blood cholesterol
levels, which in turn increases the incidence of coronary heart disease (CHD), has hardly been
proved. Even the most famous intervention study in Finland (Finnish Mental Hospital Study) was
questionable; it must have been very difficult to diagnose CHD in heavily sedated patients without
bias. However, because diabetes mellitus (DM) is one of the major risk factors of myocardial
infarction, diabetologists adopted the hypothesis above to reduce CHD incidence and educated
DM patients not to eat much land animals’ meat and their fat, which means high-carbohydrate
diets. Unfortunately the more carbohydrate people eat, the higher blood glucose and insulin levels.
In fact, if DM patients are treated with low-carbohydrate diets, hemoglobin A1c levels markedly
drop. Because insulin levels are also reduced, body weight is reduced too. (Insulin is probably the
most powerful agent for fattening.) The prevailing idea that low-fat is good for you does not hold
true anymore. The exploding number of obese and diabetic patients in the US was the most
horrible example of iatrogenic disease in the last century.

>インスリンは現在では血糖を低下させるホルモンと一般には考えられているが、太古
では食事のあとでも血糖がほとんど上がらないため(下記参照)、実は別の目的に利用さ
れていた。それは脂肪としてカロリーを蓄積することであった。現在では高炭水化物食
でインスリンが上昇し肥満になる。これが、米国でDMと肥満が爆発的に増えた原因で
ある 7) 。脂肪で太るのではない。炭水化物だ。
>欧米で重大な問題となっている肥満は、今まではカロリーの出納ですべて計算されて
いた。ところが、カロリー計算による食事療法では肥満の治療はほとんど成功しておら
ず、リバウンドから抜け出せない。そこで、低炭水化物食の応用が始まり(この話は150
年前からある)、肥満の解消には、カロリー制限あるいは脂肪制限より炭水化物制限の方
がよほど有効であることが、示されるようになってきた 7) 。今後はカロリーよりも炭水
化物、インスリンを増やす療法より、インスリンを使わなくてもすむ治療法へと進むべ
きで、これにより医療費の削減が期待できる。
コレステロール理論の発展が、前世紀最大の医原病を作り出してしまった。

実に素晴らしい。
「脂肪で太るのではない。炭水化物だ!」
「コレステロール理論の発展が、前世紀最大の医原病を作り出してしまった!」
何と言う歯切れの良さでしょうか。
浜崎教授には益々活躍して貰いたいものでございます。
先生の作品を3つばかりご紹介。
皆様にお勧め出来るものばかりでございます。

『コレステロールは高いほうが病気にならない』 (ベスト新書) [新書]
浜崎 智仁 (著)
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AF%E9%AB%98%E3%81%84%E3%81%BB%E3%81%86%E3%81%8C%E7%97%85%E6%B0%97%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84-%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%B5%9C%E5%B4%8E-%E6%99%BA%E4%BB%81/dp/4584120951/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1303081396&sr=8-2

7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

5つ星のうち 5.0

コレステロール イズ グッド! コレステロール低下医療は危険である。, 2010/7/15

By tsunco "CR・IF" (近畿地方・時々首都圏・たまに国外)
(トップ500レビュアー)

レビュー対象商品: コレステロールは高いほうが病気にならない (ベスト新書) (新書)

「浜崎 智仁教授と大櫛 陽一教授」
この二人の先生は日本脂質栄養学会の両エースでごさいます。丁度、東北楽天球団の岩隈投手と田中マー君みたいなものでございます。大櫛 陽一教授は江部先生や釜池先生とも共同研究しておられる事でも大変有名ですので、ここではさて置き。浜崎 智仁教授(富山大医)は現在、日本脂質栄養学会の理事長をお勤めでございます。親しみやすい、ソフトな語り口ながら、実に芯の強い先生であります。日本脂質栄養学会のHPにアクセスすれば、理事長挨拶の欄で教授のご尊顔を拝することが可能です。

本書はまさに「コレステロール値は低ければ低いほどいい」というコレステロール神話の完全否定であります。大ウソをズバリ斬っておられます。その為の数々のデータをお示しでございます。しかも反論の余地なしのを。そして「心筋梗塞をおこしていなければ、家族性高コレステロール血症の患者さん以外は、コレステロールを下げる必要はない」が結論であります。

メタボは「運動不足症候群」としている点だけは賛成しかねますが、それ以外は実に素晴しいご本であります。大櫛先生が「糖尿病は筋肉病」というのとなんか似ていますね。メタボはもちろん「精製糖質過剰摂取症候群」であります。禁煙、適度な運動、そして「楽しく生きる」の勧め。最後の章で登場です。素晴しい。これに糖質制限、間歇的断食がくれば、最高なのでありますが。

一般の方がコレステロール神話という「洗脳」から覚醒され、真の下手人は別に居ることに気付かれることを心から希望します。全ての国民にお勧めいたします。

『コレステロール嘘とプロパガンダ』 [単行本]
ミッシェル・ド・ロルジュリル (著) 浜崎 智仁 (翻訳)
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%98%98%E3%81%A8%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%91%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80-%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%83%AB/dp/4884123336/ref=sr_1_3?ie=UTF8&qid=1303081396&sr=8-3

6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

5つ星のうち 5.0

スタチンを服用している人がこの本を読めば、きっと吐き気がしてくるであろう, 2010/8/14

By tsunco "CR・IF" (近畿地方・時々首都圏・たまに国外)
(トップ500レビュアー)

レビュー対象商品: コレステロール嘘とプロパガンダ (単行本)

何とも物凄い告発本でございます。
「医療界の世紀のスキャンダルが暴かれた!」(奥山初代会長)
帯も凄いこと。リーマンショックから2年。ウォール街(金融業界)で行われていたあの出鱈目が製薬業界でも行われている事実を知る、ああ恐ろしや。翻訳者は、かの浜崎智仁教授(日本脂質栄養学会理事長)であります。著者は、フランスのミッシェル・ド・ロルジュリル氏でございます。

スタチン(コレステロール低下薬:製品名でリピトール、リポバス、リバロ、クレストール、メバロチン、ローコール:リポバスとメバロチンにはジェネリック薬多数あり)を巡る数々の疑惑。現在のメガファーマが全世界で年間数兆円もの利益を上げておる薬ですので、否が応でもその内容には愕然とします。著者は「どう見ても、途方も無い医学的・科学的詐欺である」と断罪します。「コレステロール神話(伝説・妄想)」が出て来た経緯から入って、その後の神話の成長過程を描き、スタチン誕生、そして、大規模介入試験での不正の数々を克明に追います。

「高コレステロールはむしろ長寿の指標である」とは浜崎先生のお言葉。
「スタチンを服用している人がこの本を読めば、きっと吐き気がしてくるであろう」とも。
最終章は「それがコレステロールでないなら、一体なんだ」でございます。
筆者は飽和脂肪過剰、多価不飽和脂肪不足、オメガ3系脂肪酸相対的不足の三つを挙げています。
う〜〜ん。どうも主犯ではなさそうです。こいつらは手下どもです。私たちはその答え・黒幕を知っています。それは、糖質過剰です。

スタチンでLDL-コレステロールを徹底的に下げても、リスクはたった3割しか低下しなかったのであります。「何かおかしい。残り7割は何が原因なんだ」、と漸く世界の医学者も気付き始めた訳です。下手人・真犯人は糖質二十面相。漸く、黒幕が追い詰められる日が近付いています。
内容が内容だけに、医療関係者以外の一般のお方には分かりにくいご本ですが、もしスタチンの処方を受けておられるのなら、頑張ってチャレンジされても良いかも知れません。


そしてラストに先生の最新刊 (2011/2/22) がこちら。
既に素晴らしいレビューが付いていますので、それも併せてご紹介致します、私のではありませんが(笑)。

『コレステロール値が高いほうがずっと長生きできる』 (講談社プラスアルファ新書) [新書]
浜崎 智仁 (著)
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%80%A4%E3%81%8C%E9%AB%98%E3%81%84%E3%81%BB%E3%81%86%E3%81%8C%E3%81%9A%E3%81%A3%E3%81%A8%E9%95%B7%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%B5%9C%E5%B4%8E-%E6%99%BA%E4%BB%81/dp/4062726998/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1303081396&sr=8-1

2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

5つ星のうち 5.0

コレステロールはまったく悪くない, 2011/3/23

By ねこ太 (日本)

レビュー対象商品: コレステロール値が高いほうがずっと長生きできる (講談社プラスアルファ新書) (新書)

「コレステロールが高いのは悪いことだから、薬で下げましょう」とは我々が散々聞かされてきた話だ。
しかし、そうした「常識」は果たして正しいのか。本書の著者は明確にNOを突き付ける。

著者はいう。「善玉」、「悪玉」というが、コレステロールに善悪は存在しない、そもそもコレステロールは悪いものではない、むしろ健全な栄養指標であると。
また、さらにいう。コレステロールを下げる薬(=スタチン)の服用は無意味、否、それどころかむしろ危険ですらあると。
中でも驚くべきは、心筋梗塞のリスクを高めるといわれていた動物性脂肪(飽和脂肪酸)が実は安全だということ。むしろ、植物油(特にリノール酸)の摂り過ぎこそ危険だと強調する。

「コレステロールはまったく悪くない」、「植物性より動物性が安全」、「低脂肪より低炭水化物がおススメ」等々、本書では、従来の「コレステロール神話」とその「神話」に基づいた「健康常識」の誤謬性を徹底的に追及・粉砕、瞠目すべき主張が続く。しかも一つ一つの主張は実証的に裏付けられたものばかりであるので、強い説得力を有する。

揺れ動くコレステロールの「常識」。コレステロールに関する多様な知識を得る上で、本書は必読中の必読文献といえよう。一般人のみならず、医療関係者にこそ是非とも読んでもらいたい。
 
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