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* AMPK物語:運動と摂食も決して切り離せない!

日時: 2011/04/19(火) 12:04:52 メンテ
名前: tsunco

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本日の釜池先生のブログ記事によれば、食事だけでなく運動についての執筆依頼(「体操」の指導)が来ているとの事です。
やっぱりです。

http://kamaikeclinic.blog76.fc2.com/blog-entry-117.html

「スロトレ」の石井直方先生、「ダンベル」の鈴木正成先生ですか(笑)。
私も持っております、両先生のご本。
そこで、私も運動に付いて一言。
PPKには「糖質ゼロ」「CR・IF」そして「ちょっときつめの運動(伊藤)」ですよね。
「ちょっときつめの運動」はミトコンドリアの鍛錬に極めて重要なんですが、
本日はそこんとこのキー分子の1つである「AMPK」(AMP-activated protein kinase)の話題でございます(写真)。
尚、「AMPK」とは、AMPで活性化される蛋白リン酸化酵素とその遺伝子のことです。

「長寿遺伝子」と運動
http://blog.goo.ne.jp/liberty7jp/e/0e22352cdcc6ec650883fdd353cde663

>長寿遺伝子をオンにするもうひとつの方法は運動。最近発見された「AMPK」という長寿遺伝子は、運動することによってスイッチオンになることがわかった。運動で筋肉が収縮することで、この長寿遺伝子が活性化する。決して激しい運動ということではなく、日常的にできる運動を、定期的に、持続的に行うことが大切。AMPKとはAMPで活性化されるタンパクリン酸化酵素の遺伝子。細胞内のエネルギーが欠乏しAMP/ATPの比率が高まると活性化される。活性化されたAMPKはエネルギー浪費経路を遮断し、反対に産生経路の効率高める方向に作用する。運動による筋肉の収縮で、この長寿遺伝子、AMPKのスイッチをONにすることができる。 細胞内のエネルギーが欠乏することで活性化がなされ、エネルギーを燃やしやすい体にする。カロリー制限をしたのと同じような効果が得られる。 メタボリックシンドローム、糖尿病に対して、AMPKを活性化させることが予防および治療戦略と考えられている。大切なのは、日常的にできる運動を定期的に持続的に行うこと。

そして図にも有る様に、最近ではアディポネクチンでもAMPKが活性化して来る事が解っています。

アディポネクチン受容体AdipoR/AMPK/ACC タンパク群の
構造解析
http://www.tanpaku.org/pdf/pamphlet2010/pamphlet2010_mpa6.pdf

>AdipoR 1を活性化すると、運動をしたときと同じような変化が細胞内に起きることもわかりました。その
変化とは、細胞内のカルシウム濃度をあげ、糖・脂質代謝改善に重要なAMPKや長寿遺伝子SIRT 1、ミトコンドリアの生合成に重要なPGC-1αを活性化することです。つまり、AdipoR 1を活性化させる薬品は、擬似運動状態をつくるということがわかりました。

更にはこれも図にありますが、糖尿病薬のメトフォルミン(ビグアナイド薬)もAMPKが活性化剤で有る事が解っています。
今までは投与量が少な過ぎたって事(メルビン)で、最近3倍量まで投与出来るような新薬(メトグルコ)に切り替わりました。

メトグルコ錠250mgが新薬収載されるワケ
http://blog.kumagaip.jp/article/34952849.html
メルビン
http://ds-pharma.jp/medical/product/dbps_data/_material_/product/melbin/melbin_tab_interv.pdf
メトグルコ
http://ds-pharma.jp/medical/product/dbps_data/_material_/product/metgluco/metgluco_tab_tenpu.pdf

しかし、安易に薬に頼るのでなく、まずは運動ですよね。
「擬似運動状態をつくる」のは運動がどうしても出来ない方に限ります。

http://www.crs-j.jp/feature/cr/cr_5.pdf

そして最後に、驚くべき事にこのAMPKは運動だけでなく、摂食にも関係している事が最近解って来たのです。

燃料センサー「AMPK」と肥満ホルモン「レプチン」
http://www.nips.ac.jp/nipsquare/sknews/series/entry/2010/09/ampk.html

>AMPKは細胞の中でのエネルギーの消費をコントロールしているだけでなく、エネルギーの摂食(=食べること)にもおおきな影響を与えることが分かってきました。細胞の中のスゴく小さなプレーヤーの一つなのに、体全体のエネルギーバランスの調整のために非常に大きな役割を果たしているのです。最近では糖尿病の治療に大きな役割を担う可能性をもっている因子としても注目も集めています。

神経ペプチド・オレキシンが発見され、摂食と睡眠が切り離せない事が解ったのと同じ様な感動です。
「摂食と睡眠」と同じく、「摂食と運動」も決して切り離せないのです。
これからも益々目が離せませんな、AMPK(笑)。

 
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