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* 釜池論文『かまいけ式糖質ゼロ食の効果』そのB

日時: 2011/04/21(木) 07:52:12 メンテ
名前: tsunco

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3.釜池エネルギー代謝・食事理論
一般的な理論に比し、異なった視点から論を進めたい。以下の詳細については、拙著8)を参考にされたい。
1)エネルギー基質
国の内外を問わず、すべての生理学・生化学の教科書には、「糖質(ブドウ糖)が主要なエネルギー基質である」と書かれている。私はこれを疑問視する。なぜなら、糖質の貯蔵量は少なすぎる。一日の消費量に満たない量しか貯蔵できないものが、「主要」であるはずがない。それに比して、「脂質」の貯蔵量は莫大である。脂質(脂肪酸・ケトン体)こそが、主要なエネルギー基質である。
2)脳のエネルギー基質はケトン体である
「脳はブドウ糖で動く、ブドウ糖しか使えない」と信じている人が多い。ほぼ100%である。これほど馬鹿げた見解はない。脳のエネルギー基質はケトン体である。
3)「かまいけ式糖質ゼロ食」でケトン体は正常化する
「かまいけ式糖質ゼロ食」を続けている人のケトン体は驚くほど高値である。例えば、私の総ケトン体は、1200〜1400μmol/L台である。基準値が28〜120μmol/Lであるから、確かに高値だ。人はこれをケトーシスと呼んで、異常だという。私はこれを否定する。穀類などの糖質を摂ると血中の脂肪酸・ケトン体が減少する。その状態を正常とするから、間違いが起こる。糖質ゼロ食にするとケトン体が増えるのではない。減りすぎていたケトン体が本来の値に戻る、すなわち正常化するだけだ。
4)糖質ゼロ食でエネルギー代謝が正常化する
糖質を摂ると出るインスリンの働きで、本来のエネルギー基質(脂肪酸・ケトン体)が使えなくなる。すなわちエネルギー代謝が狂う。その結果が肥満であり、高脂血症である。一方、糖質ゼロ食だとインスリンが出ないので、脂質を使う本来のエネルギー代謝に戻り、肥満が解消、高脂血症はたちどころに消滅する。


おわりに

「かまいけ式糖質ゼロ食」の由来とその実効性について紹介した。また、その根拠となる、釜池エネルギー代謝・食事理論にも言及した。「かまいけ式糖質ゼロ食」は、生活習慣病の改善に想像を絶する効果をもたらした。この食事法が普及すれば生活習慣病が激減する。その結果、医療費をはじめとして社会保障費もまた激減する。
紙幅が限られ、生化学的根拠について十分な解説ができなかったことをお詫びする。

文献
1) 二宮陸雄:インスリン物語、医師薬出版株式会社、東京、2002、pp.176〜177
2) 釜池豊秋:糖質ゼロの食事術、実業之日本社、東京、2007、pp.44~80
3)愛媛新聞、1999年4月23日付け
4)島泰三:親指はなぜ太いのか、中公新書、東京、2003、p.203
5)スージー・ワード、クレア・クリフトン、ジェニー・ステイシー:世界食文化図鑑、東洋書林、東京、2003、p.32
6)中村慎一:稲の考古学、同成社、東京、2002、pp.26~42
7)田辺功:「医療危機」、朝日新聞、2007年5月17日付け
8)釜池豊秋:糖質ゼロの食事術、実業之日本社、東京、2007


Life Style Medicine 2008年10月号(Vol.2 no.4)
特集:食後高脂血症をいかに臨床に取り入れるか?
http://www.sentan.com/cgi-bin/db.cgi?mode=view_backno&no=579

■編集主幹
寺本 民生:帝京大学医学部内科学教授

■編集幹事
伊藤  裕:慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科教授(写真)
野出 孝一:佐賀大学循環器・腎臓内科学教授
羽田 勝計:旭川医科大学内科学講座病態代謝内科学分野教授
山田 信博:筑波大学大学院内分泌代謝・糖尿病内科教授

〇特 集 食後高脂血症をいかに臨床に取り入れるか?

特集にあたって     
寺本 民生

食後高脂血症を診断する
木下 誠
食後高脂血症の発症メカニズムを探る
山下 静也
疫学から動脈硬化との関連を探る
崔 仁哲,磯 博康
リポ蛋白から動脈硬化との関連を探る
平野 勉
ライフスタイルからみた食後高脂血症の治療を極める
大平 征宏,白井 厚治
食後の代謝動態に迫る
島野 仁
脂肪吸収のメカニズムに迫る
石井 秀人,吉田 雅幸

〇連載
ドラッグセミナー no.8
  スルホニル尿素 佐藤 譲,高橋 徹,長澤 幹

生活習慣病のための検査−検査値をどうみるか−第8回
  睡眠時無呼吸症候群 篠邉龍二郎,塩見 利明

Life Style Medicineを知るためのキーワード no.9
かまいけ式糖質ゼロ食の効果
釜池 豊秋

コメディカルスタッフの活躍を追う 第8回
地域における減量・栄養指導の取り組み 管理栄養士:榊 房子
  
Life Style Science−運動・食事療法のエビデンス−第8回
循環器病における食事療法 加藤 徹,野出 孝一
  
生活習慣病と私 第8回
  糖尿病と生涯のつき合い 繁田 幸男


>生化学・遺伝子学のめざましい進歩とともに、それら生活習慣病の解明が急ピッチで進んでいる。少なくとも、素人にはそう見える。にもかかわらず、生活習慣病が減るどころか増え続けるのはなぜか?私には、研究の基礎となる根本概念が間違っており、それゆえ出口(解決策)が見つからないで、迷路を右往左往しているだけのように見える。
>「かまいけ式糖質ゼロ食」は、生活習慣病の改善に想像を絶する効果をもたらした。この食事法が普及すれば生活習慣病が激減する。その結果、医療費をはじめとして社会保障費もまた激減する。

そう、二人の超天才、釜池豊秋先生と伊藤裕教授(写真)が世界を救済するのです。

 
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* Re: 釜池論文『かまいけ式糖質ゼロ食の効果』そのB ( No.2 )
日時: 2011/10/12(水) 23:49:45 メンテ
名前: mist

釜池先生の『糖質ゼロの健康法』に救われた者の一人です。
少しでもその素晴らしさを知ってもらいたいと思い、アマゾンにレビューも書きました。
またそこからこのサイトの存在も知りました。
貴重な情報を発信して頂き、とても参考になります。
* mistさんへ ( No.3 )
日時: 2011/10/14(金) 06:08:20 メンテ
名前: tsunco

mistさんへ

はじめまして。
tsuncoと申します。私も釜池先生に救われた一人です。
釜池先生の『糖質ゼロの健康法』に出会われたのですね。
それは誠に幸運でした。
人生を変える本が少しだけこの世に存在する事を証明しています。
mistさんのアマゾンのレビュー(10/12Up)も早速読ませて頂きました。
実に素晴らしい文章で、感銘を受けました。

今の世の中、従来の常識に縛られ異端には耳を貸さない方ばかりなのですが、
当サイトでは「選ばれし方」(=異端にも耳を傾ける方)に、
「選りすぐりの情報」を発信して参りますので、
これからも「ピンコロ」を宜しくお願い致します。
* Re: 釜池論文『かまいけ式糖質ゼロ食の効果』そのB ( No.4 )
日時: 2011/10/16(日) 18:13:55 メンテ
名前: mist

申し遅れました。mistと申します。

凄い量の記事でしたが、異端の存在すら知らなかった私には驚くことばかりで、とても勉強になりました。
紹介された本も時間を見て読んでみたいと思います。

tsunco様も医療の専門家でいらっしゃるのですね。
先生方のお考えが普及して常識に変わることを期待しています。



* mistさんへ ( No.5 )
日時: 2011/10/16(日) 07:02:26 メンテ
名前: tsunco

mistさんへ

>考えが普及して常識に変わる

そうですね。
色々と摩擦・軋轢・抵抗・政治的思惑が有るので、
時間は掛かるでしょうが、そうなる様に期待したいですね。
このサイトや小生のアマゾンのレビューぺージがその一助になれば幸いです。

私がこう言った発信活動・執筆やっているのと、
「レビューなどしたこともない」mistさんが初レビューを書かれた事と
その「動機」は多分一緒なんじゃないでしょうか(笑)。

これからも宜しくお願い致します。
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